やっと寒くなってきて秋を感じるようになりました。 気持ちいいお天気が続くと、歩きが楽しくなってきませんか? 週末にかけてあちこちで行われる有名なイベントや場所に行く、のも楽しいですが、 あえて、今まで行った事のない町や地域に行って、そこがどんなところなのか、探検してみるのがお薦めです。 今回のお薦めは神楽坂近辺。 夏目漱石や尾崎紅葉などの文化人の薫り漂う場所として知られている場所です。 ちょっと裏通りに入ってみると石畳があったり昔ながらの小道の先に風情のある建物があったり。 老舗のお店から新しいお店まで、ふらりと歩いて見つけられる、そんな楽しみ方が出来る町です。 そんな神楽坂にある雑貨店、『神楽坂プリュス』をご紹介。 日本の良い物や生産者の見える製品を取り揃えて、”そういう物”と”ヒト”を繋げる場を作っているお店です そんなプリュスさんにて1日限りのワークショップを行います。 タイトルは「くるみボタンで神楽坂文芸散歩」。 ”神楽坂ゆかりの文芸イラストを選び、くるみボタンのブローチを作る”というもの。 やさしいガーゼ製品を作っている『OVLOV』さんとくるみボタンを作っている 『MiSuZuYa』さんとのコラボ企画になります。 実は、イラストレーターの進士遙と布作家カモメと私の3人で『Rochaロチャ』というユニットを組んでいます。 「物語を取り出して、持ち歩く」というコンセプトで、架空の王国を舞台にそこに住む「ヒト、モノ、コト」のストーリーを紙や布雑貨、真鍮やシルバーのアクセサリーとして製品化しています。(↓”Rochaロチャ”の商品も一部設置しています↓) そして今回イラストレーター進士がくるみボタンのイラストを担当しました。 どういう経緯でこんな話になったかというと、私達が現在借りているアトリエの地域性によるところがあります。 アトリエの場所は台東区浅草橋。 台東区はあちこちに問屋や工房が点在する町。 特に御徒町から蔵前、鳥越、浅草橋近辺では、5月に「モノマチ」という問屋や工房が色々な企画を行うイベントが開催され、毎年沢山の人で賑わいます。 そこでお知り合いになった『OVLOV』さんのビルにアトリエを持つことになり、『MiSuZuYa』さんとも繋がりました。 さらに、プリュスとお取引のあるOVLOVさんのご紹介で今回のワークショップの話が生まれた、というわけです。 それぞれのお店の取り扱っている商品は違えど、共通する思いがあります。 「ヒトとヒト、ヒトとモノを繋ぐ」 OVLOVさんもMiSuZuYaさんもRochaも商品にこめた思いは同じ。 作ったモノには作ったヒトの思いや人柄が表れます。 また、その思いや人柄込みの商品の良さを伝えたい人がいて、その話に共感して商品を購入したい、と思うヒトが集います。 プリュスはそんなお店でした! 製作者側としたらほんとうに理想的なお店です。 商品が作り手の手を離れたら、商品が語るのに任せなければいけない部分が大きい。 しかし、言葉で伝えてくださる方がいるとその方を通した商品への信頼や安心感をお客様に伝えられることが出来ます。 私もお客様も幸せを感じられるモノ作り、基本の大事なところを再確認。 商品自身が語る、また売り手も語りたくなる、そんな商品作りを目指していけたらな、と思いました! くるみボタン屋さんがプロの”技”を使って素敵なブローチに仕立ててくれます。
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