色々なことがオンラインで出来るようになっていて何か面白いことはないか、とネットサーフしてた時に偶然見つけた「大人の工場見学」に参加してみました。 過去イベントを遡ってみると、採石場見学とか通常でもなかなか体験出来そうもない場所を見学できそうだったのです。 地方のイベントは時期によっては日程の調整がつかず、泣く泣く諦めたところも多々ありました。 今回も前後の時間で予定が入っていたので、それもキャンセルすることなく参加出来たのです。 今回は「和紙・障子紙篇」という事で、日本一の障子紙生産地・山梨県市川三郷町にある老舗障子紙メーカー”金長特殊製紙株式会社”を訪ねるというものでした。 こちらの会社ではホームセンターなどで売られている障子紙のほかに、「糸落水」という糸と和紙を組み合わせた新しい紙素材を開発されていて、障子のないライフスタイルにも取り入れやすい新しい形の「障子」をコンセプトに制作されています。 まず、パワーポイントで会社の歴史に始まり、障子紙の特徴、特殊紙「糸落水」の解説とお話し下さったのですが、色々と知らなかったことをさらさらと説明されていくので、突っ込んで聞きたい部分や疑問に思った場所がふつふつで湧いてきます。 良かった点が、ナビゲイターの方が質問をチョコチョコしてくださったことでした。 見学者はミュートにしていますが、チャット欄に入力していけばナビゲイターの方が直接聞いてくださるし、質問が質問を呼んでお互いに気が付くことがあったり、リアルの見学と違わないところもある、と思いました。 もしかしたら、リアルの場合終わらないと質問出来なかったりしたら質問の新鮮さも半減していたかもしれません。 次に実際の工場の見学でも、工場自体はお休みの日だったので部分的に機械を動かしながら、工程をみました。 しかもスマホでの映像だったので普段見れないような機械の内部や構造の部分を見せたもらえました。 多分普段危なくって覗かせてくれない。 へー!と画面に目が釘付けでした。 実際に行ったら機械の大きさや紙の迫力、工程の面白さを体感できるのかもしれませんが、普段もしかしたら見れなかった部分を見れているのかもしれない、と感じました。 質問に合わせて時に別撮りの映像を見せてくれたり、町の他の産業都のつながりを他のサイトから見れるようにURLを送ってくれたり、盛り沢山でした。 「素材」としての生産なので、その後のアレンジの可能性が非常に多岐に渡るのでさらに探っているという事でしたが、実際にお土産としてオブジェを作れるようなセットが送られてきて俄然興味がわきました。 なんか出来そう。 興味が終わらない工場見学はリアルでもオンラインでも大差ないかもしれません。 また合ったら参加したいイベントでした。
0 コメント
ちょっと前に遡りますが、1月末に英国に行った時の事。 ここ7年程英国との往復は、ほとんどフィンエアを利用しています。 たまにセールで手頃な値段の時があるのとJALとの共同運航便なので、色々と快適な空の旅がおくれるのです。 日本からフィンランドで乗り継ぎ英国に到着、帰りはその逆です。直行便じゃなく経由便を選ぶ理由は、経由地でストップオーバーが出来るため。 今回は時間の都合で、行きはJALの深夜便で英国に直行しましたが、帰りはフィンランド経由でストップオーバーという名の寄り道することにしていました。 英国発の早朝便でフィンランドはヘルシンキのバンター国際空港に到着。 ギリギリつめた1日だけのストップオーバーを楽しむため、到着したお昼から翌日14時までの計画をコーヒーを飲みながら練りました。 因みにフィンランドは”コーヒー消費量世界一”と言われています。 面白い事に、お隣のスウェーデンも同じ事を言っています。 北欧の国々のコーヒー消費量が高いのはコーヒーショップがあちこちにあるのと、労働法でコーヒー休憩を必ず取るよう、法律で決められているからだそうです。 英国のティーブレイクと同じように、北欧ではコーヒーブレイクがあるということです。 どちらも目的は一時休憩をとって頭をリラックスさせて生産性を高めるためだそう。 空港のインフォーメーションデスクではトラムの地図や時間制のトラベルカードが購入できます。 またスタッフのお薦めも聞けるのでとても便利です。 たまに日本語が話せるスタッフがいるので、英語で説明できなくても何とかなりそうです。 ヘルシンキ中央駅に移動したら、まず最初にヘルシンキ郊外アラビア地区にあるアラビアデザインセンターへ。 以前イッタラ工場で手作りされる”オイバ・トイッカ”デザインのガラスの鳥の置物、”バード”をみて、そのガラスの色のグラデーションや形の美しさに魅了されました。 実際にみたい、と思っていたので行って見ようと思ってました。 ところが、以前アウトレットセンターだったところは空港近くのショッピングセンターに移動して、こちらは普通のショップになっていました。 ただし、昨年夏より始動したというビンテージコーナーがありました。 「Anna astioille uusi elämä.」」(新しい命を与えよう)というフレーズと共に、使用しなくなったイッタラやアラビアの製品をお客様がお店に持ち込み、お店側が買い取り販売するというシステムだそうです。 リサイクルやエコロジーを当たり前に考える社会ならではの企業の取り組みだと思いました。 この日予約したホテルは、すべてが暗証番号で済んでしまうホテル。 予約後入り口の扉のキーナンバー、部屋ナンバーと部屋のキーナンバーがメールで送られてきます。 口の番号を押して中に入り、エレベーターで指定の部屋に向かったら、キーボタンで入室です。 何回かフィンランドに来ましたが、レセプションがなくキーボタン操作で部屋まで入れてしまうホテルが増えたように思います。 フィンランドの楽しみの一つが建物を見ること。 新しい構造のモノも面白いのですが、古い建物の外壁の飾りや入り口の扉は英国に無い感じです。 室内を明るくするために大きくとった窓から見えるインテリアも、見ていて心が躍ります。 またフィンランドのデザインが見たかったらアンティークショップに行くのが面白いです。 ちょうど通りがかったお店には私が見たかったバードがあったり、タピオ・ウィルカラのグラスが並び、カイ・フランクのシルバーウェアがショーケースの中に鎮座しておりました。 不思議な形のスプーンとナイフにお店のご主人が丁寧に使い方を教えてくれ、見ていた商品を1つ1つ説明してくれました。 説明の仕方がデザイナーに対しての熱い思いや商品への愛に満ちていて、驚きばかりでした。 ミュージアムも良いけれど、ほんとに好きなんだな、という人の説明は沢山の驚きに満ちていると思いました。 空港に行く前にヘルシンキ中央駅近辺で最後のお買い物は駅前にある大型スーパーが便利です。絶対買ってほしい、ファッツェルのチョコレートもコーヒー、お土産に便利そうなお菓子や小物が揃っています。 最後の最後、バンター国際空港では、昨年日本路線が到着する方の建物が増築されてデザインショップやムーミンカフェが並ぶエリアになっていました。 最後までフィンランドデザインが堪能できる作りになってます。 フィンランドは英国よりも治安がが良く、人も親切で困ることはありませんでした。 もう何度も来ているのにまた来たくなるのは、それぞれの町の雰囲気にあるのかもしれません。 一か所にゆっくり留まって、あちこち探索してみたくなります。 あの角を曲がったら何があるのか行ってみたくなったり、空を仰いで建物を見上げたくなったり、そういう事がしたくなる場所です。 残念なのは、帰りの便でオーロラがかすりもしなかった事。 天候が落ち着く2月だし、晴れてるしと期待してずっと外を見ていましたが、全くでした。 絶対にフィンランドで見たい、と期待しています。 ギャラリーでの展示も終わり、ちょっと一心地がつきました。 久々に、帰りがけにちょっと寄り道をしました。 行った先はフレンチ系ベーカリー。 ガレット・デ・ロワがあるかどうか、見に行って来ました 日本に帰ってきて3年、ヨーロッパから”輸入”された行事が凄いスピードで日本の中に浸透してきているのに驚きます。 ハロウィン、クリスマス、なぜかブラックフライデー。 そしてエピファニー(Epiphanie= 公現祭)。 イエスキリストがお生まれになったクリスマス(12月25日)から、12日後(1月6日)に、東方の三博士がイエスキリストを礼拝し、救い主であると公現された日の事。 主にキリスト教でもカトリックが国教である国々でお祝いされています。 フランスでは、このお祭りではずせないのが、ガレット・デ・ロワというお菓子。 中にフェーブと呼ばれる陶器のおもちゃが入っていて、あたった人がその日、王様、女王様になれるそうです。 日本では誤飲を防ぐために、陶器のおもちゃの代わりにアーモンド粒が入っていたり、後から入れられるように外付けにしてあるところもあるようです。 残念ながら、英国はキリスト教でもカトリックではなかったので、このお祝いはポピュラーではなく、一般的にガレットは販売されてはいなかったように思います。 もしかしたら、フレンチ系のベーカリーにはあったのかもしれませんが、確認した事はありませんでした。 そんなことで、最近は(なぜか)クリスマス後から販売されるガレットを、1月6日以降に食べるのを楽しみにしていました。 先週はギャラリーの展示があったりで時間が無かったので、今日まで持ち越していたのです。 今回は、マロニエゲートにあるフレンチベーカリー「ビゴ」で購入。 すでにフェーブが中に入っているという事で、本日の運試し、やってみました。 結果は見事に引き当てました! 初女王様!、やはりうれしいものです♪ 今年は何か良いものを引き当てそうで、この先が楽しみです。 夏真っ盛りの8月からずっと気になっていた場所がありました。 晴海のオリンピック選手村が建設されている場所のほど近く。 あちこちで建物が取り壊されて、新しい建物が建設される真っ最中です。 以前古いビルがあった場所が更地になったのですが、その後に建てられていく、幾何学的な形の木の板は、まるでジャングルジムの様です。 これははたして、建物の中の柱のようなものなのか、モニュメントなのか。 その木材の使い方や建て方は見た感じ、隈研吾さんのデザインする建物に似ていました。 先日オープンしたようで、外の壁が取り外されていたので観に行ってみました。 大通りからオリンピック選手村に向かう通り沿いにあるので、オリンピック関係のインフォメーションセンターのようなものかと思いきや、三菱地所と隈研吾さんの共同開発プロジェクトの展示でした。 以前乃木坂にあるTOTOギャラリー「間」というところで、板茂さんの展示を見たことがあります。
こちらでは建物の構造を説明するために、建物の一部、構造の一部、縮小モデルという感じだったので、パーツの大きさに驚きましたが、全体的にどんな雰囲気になるのか、何となくでしか想像がつかなかった。 けれどこのように全体像が見れると、迫力が伝わってきます。 すでに完成したあちこちの隈さんの建物も見ても、意図の違いによって木材の使い方が違うようなので、改めてゆっくり見ると面白いです。 この晴海の構造物は、オリンピックが終わった後、建材を使用している、岡山の方に移築されるそうです。 普段こんなダイナミックな構造の実物がおいてあるところなんて滅多に無いと思います。 建築に興味があったら、面白いですよ。 CLT Park Harumi 併設の建物にはカフェも入っていて、のんびり見学が出来そうです。 近くの新豊洲にはteamLabがあったり、隠れた遊び場がチラホラある場所です。 台東区には昔からある商店街がいくつも残っています。 その中の1つ、「おかず横丁」は鳥越神社の近くにある商店街。 都営浅草線の駅から徒歩10分くらい、新御徒町駅から10分くらいの場所にあります。 名前の由来は、白ご飯さえ用意すれば夕飯のおかずがすべて揃う、場所だったからだそうです。 今ではおかず屋さん以外にも、個性派お食事処やクラフトを扱うお店やお菓子屋さん、アンティークショップなどが軒を連ねています。 昭和の雰囲気が残っているといっても、周りの建物の様子は随分変わっています。 そんな事もあってか、商店街の役割も随分変わったようで、ここ何年か熱いのが、毎月第一土曜日に行われている、ものづくり横丁。 職人街のこの地域だから出来る、職人さんやクラフト系の人とものづくりの体験が出来る、面白いイベントなのです。 しかも5周年という事で、色々なワークショップが行われていました。 その中で私の道草は、Gheureuxという焼き菓子屋さんへ。 色々な焼き菓子が並ぶ中、マフィンのレシピの心引かれて2つお買い物。 ブルーベリークリームチーズとラムレーズンアップルシナモン。 甘すぎず、表面がサクっとしてたのに感動しました!
割とマフィンてもそっとした口辺りなのに、表面さくっと中しっとり。 絶妙でした! 次はワークショップに参加しに行こうかと、思います。 #道草歩き #Life #ものづくり横丁 #Gheureux |