ジュエリーを購入する時、3つの選択肢があります。 既存の商品から選ぶ、オーダーで制作してもらう。 また既存の商品のアレンジで、素材や長さ、メッキの色や向きを変える。 既存の商品のアレンジ、カスタムメイドに今年の最初の方では対応させていただきました。 カスタムメイドの利点は、すでにあるもののアレンジなので、出来上がりの想像が付きやすく、値段も変わらないので、気を張らずに”自分好み”を仕立てられます。 逆に、オーダーメイドになってくると、ヒアリングから始まって、サンプルチェック、制作、チェック、最終手入れ、お渡し、の順になるので、「世界で一つ」を作るためのちょっと長い道のりを歩まなければならないので、お時間とちょっとばかり大目の費用もかかる。 自分自身へのカスタムメイドなりオーダーメイドは数え切れないほど行なってきているけれど、自分が他のブランドにてほとんどやっていただいた事が無い事に気がつきました。 何でかと言うと、カスタムオーダーでもオーダーでも、自分がこんなのを持ちたい、という願望が強くなかったから。 普通に陳列されている商品を見て、その中から選ぶ事で満足だったからです。 最近バースカラーというパーソナルカラーを診断してくれる吉田真由美さんとピンキーリングを作るプロジェクトをしていて、自分の色味も気にしていた事もあり、唐突に名刺入れ変えたい、しかもmrippleさんが使っている赤!と思い立ちました。 mrippleさんはデザイナーズビレッジに居たときの先輩で、革製品を作っているブランド。 特徴的なのは、非常に特徴的な染めのレザーを使っているところと、扱っている皮の色の美しさにあります。 しかも使えば使うほど色が美しく変化していくので、その過程を楽しんでいきたくなる様に思います。 デザインもすっきりしています。 現在コロナウィルスの影響でポップアップショップなどはないのですが、松屋銀座でポップアップをしていた3月31日に滑り込みで買いにいけました。 最初は商品としてあった朱に近い赤のを見ていたのですが、 「使っていったらどんな赤になって欲しいん?」 といわれて、「赤の色が深くなっていく感じ」がイメージにありました。 それで違うレザーの方がイメージに合う、ということがわかりました。 一見して、そこまで色が違うのかな、と思ったのですが、サンプルで違いを見せていただいて違いに驚きました。 レザーは生き物である事を納得。 レザーの種類、パスケースの形、縫う糸の色、パーツの種類を選ぶカスタムメイドなのですが、サンプルを見てどうなるか、経年変化も考慮に入れながらイメージするのは非常にワクワクするものでした。受け取るのが非常に楽しみになるくらい。 サービスを受けてみて感じた事は、このワクワク感が凄くいいな、と思った事。 確かに既存の商品を買うのは、すぐ使えるし、その場で試して確認できるので安心感があります。 でも千差万別。 みなが同じ型で合うわけではない。 どこかで「自分の好みの選択の自由」があったらもっと大事に愛着をもてるのではないか。 他にも縫い糸のサンプルが見やすかったり、経年変化でどうなるかもサンプルでみれたので、そういうアイテムがあるとカスタムで選択する時安心だな、と思いました。 自分視点でやっていた事を、客観視できる良い機会でした。 今回、緊急事態宣言でデパートにとりに行けなくなったので郵送で送っていただいたのですが、開けたところからワクワクしていました。 いま色々な商品を宅配便で受け取りますが、毎回あけるときにパッキングがどうなっているか気になっています。 入っている詰め物を慎重に開いてDMやケースの佇まいに緊張したり、開けたらすぐ商品がどーんと入っているのを見て驚いたり、梱包の頑丈さに中の状態を想像してみたり。
今まで宅配に頼らなかったものまで宅配を使っているので、どんな梱包の仕方があるのか、見てみるのも面白いなと思いました。
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