新春第一弾の展示を、銀座のギャラリー「のばな」で行いました。 お時間を作って来てくださった皆様、本当にありがとうございました。 お久しぶりにお会いする方や偶然お会いできた方、近況をお聞きしたりアイテムの説明をしたり、楽しい一時を過ごさせて頂きました。 観に来てくださった方たちと話しをしていて面白い、と言われたのが、どうやってその形になったのか、成り立ちをお話した時。 私は記憶に残った印象を、デザインのきっかけにする事が多いのです。 ハッとした現象や印象に残った風景を、見た時の印象そのまま再現できないか。 形よりもその動きにインパクトを受けた時は、その動きを再現できないか、というところから形を作り始めます。 例を一つ挙げると蝶のイヤカフ。 こちらは、地面か木の側面で水か蜜を飲むために、蝶が何羽も僅かに羽を揺らしながら群がっていた光景と大小沢山の蝶が温室の中で羽ばたいていた光景。 この二つの情報がミックスされて、「羽ばたく蝶が群がる」形になりました。 また以前にも書いたことのある「Fish Dance」は、流線型の魚が群れでシューっと、泳ぐ勢いというか流れを美しい、と思ってその流れを形にしたものでした。 正直、職人さんや金工作家さんのような特出した技巧は持っていないのですが、自分の表現できる可能性を思考錯誤しつつ、形作りしています。 また使う人のニーズに応じてパーツを組み合わせ、アイテムの長さなどを変えられるように、希望の長さにフィットしやすいようにカスタムしやすいデザインでありたい。 それは一人一人の個性も身体バランスも違うから、それを尊重したモノになったらいいな、と思います。 そういうことをお客様と話しながら作ることも、これから機会を設けたいところです。 色々な事を試せば試すほど、やってみたい事、試してみたい事が増えていく。 今年も沢山の経験を積められてら、と思います。
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