昨日、”思いを伝える文章を書く”ことを目的とした講座を受けました。 なぜか、というと”考えを誰かに伝えるために言語化する”のがとても苦手だからです。 ”考えをデザインに起こして伝える”ことは出来るのになぜなんでしょう? 私の心は自然、物の形や動きに非常に強く動かされます。 しかしその思いはなかなか共感してもらえないので、理解してもらうために必死に形に落とし込んでいました。 でも、もしその思いを言葉で表現できたら、もっと多くの人と共有できるのでは、という思いがあったからです。 「アートに言葉はいらない」 英国で大学に行っていた時に担当の先生に言われた言葉でした。 形を見てから足りない情報を捕捉するように言葉で説明をしました。 今思えば、これはアートだからいえる事、だなと思います。 アート作品はいわば、”自己完結の思い”を表現しています。 自己の考えを視覚化することに力を置いた結果をみて、感性があった人がその人と思いの共有をはかるので、視覚からの理解おおよそ80%で語る必要は20%ほど、ではないかと思います。 反面、デザイン製品は”多数の人に向けた思い”を表現しています。 その思いを共有してもらえるように視覚的にも言葉でも同じくらいの割合で理解しやすいよう表現していると思います。 私が目指すのはアプライドアートという分野。 ”工芸の技術を新しい考えや素材に応用した製品を作る”ことを目的とした分野です。 位置的にはアートとデザインの中間辺りになります。 私の思いは「身に付けて彩を添えるモノも、生活空間に彩を添えるモノも、すべてその場を飾るジュエリーであり、両方作っていきたい」。 毎日気分にあったジュエリーを着ける事、朝好きな花を1本花瓶に生ける事、どちらもその空間と気持ちを華やかにします。 作品に込めた思いを言葉にして、多くの人に価値を届けられるように言語化にも取り組んでいきます。 #デザイン #制作の事
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