最近本を読むように、厳密には活字を読むようにしています。
PCで文章を書く分には 検索や文章校正で何とかごまかせるのですが、 手書きの説明書やお礼状やお手紙を 書く機会が増えて 書きたい意味の言葉が出てこなくて 頭を抱えることがあります。 英語を入れるために ポイってしてしまったかのような 私の日本語力。 ブログの中の可笑しな日本語は それゆえです。 本から学ぶ事も沢山あるけれど 最近ゆっくりじっくり 色々な人と話す時間が与えられています。 その中の一人とは どういう思いでブランドをやっているのか 今までになく深い思いを 聞かせてもらいました。 ブランドを通じて得て欲しいもの 手伝ってくれている仲間に 買って下さるお客様に。 彼女の力強い語り口調に 彼女を手伝っている人たちの顔がよぎりました。 みんなニコニコと楽しそうに仕事してる! 確実に伝わっているんだな。 反面(?)目下の悩みは 商品よりも作品を作りたい。 じっくり創作に充てる時間を捻出したい。 生きていくためのお金も大事だけれど、 人生を満たすために やりたいことをやれるようにしたい! 前向きに話が終わったので また近況聞きがてら会いに行きたいです。 ※お花は旅たちの時に頂いたもの
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スプーンの話が続いておりますが、 なんでスプーンなの?という質問をいただいたので お答えを。 金属を叩く練習から形を作ってモノにするのに 適した形なのです。 やはりただ叩くだけではなく、 目的の形があった方がやる気になります。 練習としては棒状の物から叩いて形をとるやり方と 形にした板材を叩くやり方と2通りあります。 棒状の物をブルーの方向に叩くと幅が広がり スクープの部分を作れます。 ピンクの方向に叩くと 長さを延ばすことが出来ます。 この棒は半分までブルーの方向に叩いてから 90度回して反対側叩いたもの。 真ん中から方向が反転します。 上の棒をそれぞれ90度回転させたものです。 幅がちょっと違うけれど ほぼ同じ形です。 まんべんなく叩いているので同じような形になりますが、 一部分を重点的に叩くと その部分だけが伸びて曲がっていきます。 上の写真は真鍮のスプーン。
左から2つ目が原型で上部のスクープ部分を叩いて延ばして 大きくしていきます。 ハンマーの跡が見て取れますが、 原型のサイズと比べてみると 大分延びたのがわかるかと思います。 またハンマーを替えることで テクスチャを付けることもできます。 大きさの違うドットや細かい横線。 ハンマーの扱い方やかける力の加減で 金属の形を変えられるのです。 叩くだけの動作ですか、 沢山の可能性が詰まってるのです。 実は奥が深いスプーン。 試してみたくなりますか? 26日に定員6名様で行ったスプーン作りのワークショップ
当日に定員に達したのですが、 作り終えた後にお願いしたアンケートで ”金属で何かを作る” 経験を楽しんでいただけたようでした。 共通の形を 叩き方と方法をお教えして あとは自分の思うままに形作る。 初めはこわごわ叩かれていた人も 形が変化していくことに楽しさを覚え、 徐々に形を変化させることに 集中されていく。 私は作ると言う事に 間違いはないと思います。 だから自分の力で頑張っていただきました。 皆様途中で声をかけても、 試行錯誤しながら集中して叩く。 その後のヤスリがけも 黙々と行われ。 大体一か所気になる所があって そこだけはお手伝い。 考えていたよりも のめりこんで下さいました。 金属のカトラリーを 自分で作ることは なかなかないと思います。 叩く、組み合わせる、切る。 色々な方法で バラエティーに富んだ カトラリーを作るワークショップを やってみたいと思います。 2-3時間かかってしまうかも しれませんが・・・ リングを買う時、何を先に考えますか?
パッと見たリングをが気に入ってそのサイズが入る指を探す? それとも「この指」と、目的をもって選びますか? 誕生石から始まって、 装身具を身に着ける場所にも意味があるようです。 バングルの時も右、左で意味が違うように、 指は10本全部異なる意味がありました。 そもそも装身具の用途が 御守りや護符、権力や富の象徴として 使われ始めたからでしょう。 以前、ファッションとしてだけリングを着けていた時、 「ピンキーリング」の意味を 初めて教えてもらいました。 ”幸せが右の小指から入って左の小指から抜ける” だから左の小指にリングを嵌めて”蓋をする”。 ただ”身に着ける”のとは違い その行為が何だか神秘的な印象を受けました。 そんな経験から生まれたピンキーリングでしたが 購入したお客様から、 リングを買った意思表明や、 購入した後に起こった変化を知らせてくださりました。 頑張って作っている中で驚くべき感想をシェアもらえるのは 作りて冥利に尽きます。 沢山の人に笑顔が生まれるモノを作れるように さらになって行きたいです。 詳しくは→https://stylestore.jp/item/HIA16-00-0000-B539/ 今日だけ行ったアイススプーンを作るワークショップ。
満員御礼でした。 ありがとうございました。 最初は参加してくれる人がいるのか心配でしたが 小学5年生から40代くらいの方まで、 6人の方が参加してくださいました。 今日参加の皆さん やる気に溢れていて、 「こんな事できますが、やってみますか?」 とお聞きすると ほぼ皆さん 「やります!」と試される。 めちゃくちゃ教えていて楽しかったです。 それぞれの感性豊かなスプーン。 アイスを食べるたびに 作った時を思い出してくれると うれしいなー。 写真は3人のそれぞれのスプーン。 ざんねんながら3名分撮り忘れ・・・ それぞれが同じ形の素材を使っても 出来上がったらこんなに違う。 御徒町から蔵前エリアをカチクラと呼ぶ台東区。 「モノマチ」とは、古くから製造/卸の集積地としての歴史をもつ 台東区南部・徒蔵(カチクラ)エリア(御徒町~蔵前~浅草橋にかけての2km四方の地域)を歩きながら、「街」と「ものづくり」の魅力に触れられる3日間のイベントです。 例年多数のモノづくり系企業やショップ、職人、クリエイター、 飲食店等が参加します。 イベント中は様々な場所でワークショップなどが企画され、 大人から子供まで、「何かを作る」「仕事を体験する」などを 楽しめるイベントです。 通算11回目のモノマチ、今年で4回目の参加です。 去年までは台東デザイナーズビレッジでの参加でしたが、 今年からはニューアトリエでの参加です。 もっとも、24、25日は卒業生枠でビレッジで販売させていただきました。 ワイワイがやがや、去年お会いしたお客様、
毎年来る、というお客様、初めて来た!というお客様、 色々なことを話題を話し始めると止まらず、楽しい時間を過ごしました。 26日は自分だけのアイススプーンを作るワークショップ! 浅草橋のニューアトリエに場所を移し、 トンテンカンテン頑張っていただきます。 私はあまり手を出さないので、 お客様に筋肉痛になっていただきます(笑) でも楽しんでいただけるよう、 精一杯頑張ります‼ まだちょっと空きありです。 よろしければ、ぜひ。 詳細は、 → http://www.ro-cha.net/ 昨日のイヤリングの金具のお話の続きになりますが、 昔に比べると格段に使いやすくなってきていることを感じます。 自分の体験から気づいたことは、 以前のイヤリングの金具は調整式バネか 調整できないバネのタイプのどちらか。 調整出来るタイプは 耳たぶの厚みに合わせてネジを締めるのですが、 金属は皮脂や汗で滑りやすくなるから 落ちないようについ、きつく締めてしまう。 そうしてるとだんだん頭痛がしてきたり、 耳が痛くなってくる。 なぜならツボ押しのように一点で支えるから。 では調整出来ないタイプの物はどうか? 面で耳にフィットする分、 安定した安心感はあります。 しかし長時間してくると耳が痛くなります。 そんなこと、ない!と言われる方も多いかも。 多分私は耳たぶが厚いので余計気になるのかもしれません。 ですがですが、最近のイヤリングの何が違うか? シリコンが滑り止め、としてフィッティング部分についているのです。 まだお使いでない方は、金具や手芸屋さんで買えるかもしれません。 痛みや安定感が全然違うのです! さらに進化したものが、こちらの金具↓ 微調整が出来るタイプの物です。
耳を挟んで前後から押すと、 蝶番の部分がググっと閉まります。 そしてシリコンが吸盤のように耳の後ろ部分にくっつきます。 一日つけてみましたが、痛みもないし、落ちる気配もない。 いまのところ一押しの金具です。 試してみてください。 あ、昨日の金具はまだ実験中。 かなり安定はしてきてるけれども・・・ 20歳くらいにピアスを開けてから もうずっとピアスを使い続けています。 でも穴はそれぞれ1個づつなので、 たまにアクセントとしてイヤカフを使います。 ところで、 アレルギーでピアスを使う制限がある人が 周りに多くなってきたな、と思います。 シルバーをマテリアルとして作られたピアスを 長時間すると、痒くなる、赤く腫れてくる。 イヤリングであっても同じようになる人も いるようです。 またお子さんを出産されたらアレルギーが出る人、 歳を重ねて不調が出てくる人と様々です。 以前ピアスを買ってくださったお客様は、 「どうしても着けたいから!」と言って、 マニュキュアのようなコーティング剤を塗るから、 と言って帰って行かれました。 女性はおしゃれのためには、我慢する、と言いますが、 出来ればストレスフリーで楽しんで欲しい! そんなところから イヤリングだけどピアスみたいにつけられて、 しかも色々アレンジが出来る。 そういうモノを目指して実験中です。 本体マテリアルはシルバーで
18Kゴールドかロジウムでのコーティングを施しますが、 金具は10Kゴールドで調整しております。 10Kの金属の特性を使って金具に役割を持たせているため。 「材料の特性を生かして形にする」 デザインが先か、マテリアルが先か。 どちらもYES。 マテリアルの特性からデザインが出ることもあれば、 デザインを可能にするためのマテリアルを選んでいくこともある。 実験の結果が良ければモノマチの時に出せるのに。 モノマチは今週24日から26日です。 MEGUMI TOYOKAWAのジュエリーの販売は 台東デザイナーズビレッジにて,、24,25日卒業生枠で参加します。 26日は新アトリエで販売とアイススプーン作りのワークショップです。 詳細は→http://www.ro-cha.net/ 先日載せたバングルのご質問があったので 写真入りで解説をいたします。 Q:手首が15㎝なのですが、これだと大きいですが? というものでした。 A:として、14.5㎝のと16㎝サイズの人につけていただきました。 最初に14.5㎝の手首の方に装着。 装着後開口部を左右から押して約2㎝に。 手を上に向けると、 手首の骨の下までストンと落ちる感じです。 動きを好まれる場合は、このサイズが良いかと。 あまり動かない方がお好みの方は、 もう少し開口部を縮めるのがお薦めです。 次に16㎝の手首の方に着けていただきました。 1枚目の写真は開口部2.5㎝のままでつけた場合 手首の骨の下まですとんと落ちます。 2枚目の写真は開口部を2㎝まで縮めました。 3枚目が開口部2㎝の幅。 手首にフィットしてあまり動かない感じです。 どちらのサイズも縮めてはおりますが、
逆に広げることも可能です。 生地から一本づつ成形していますので、 バネのように調整可能です。 ただし、力をかけすぎると変形したりして戻せなくなる 可能性がでてきます。 それだけはお気をつけてください。 詳しくはこちらから! https://stylestore.jp/item/HIA00-00-0002-B539 ![]() 新しいジュエリ―を作るとき 色々とテーマについてリサーチをします。 本やネットで探すこともあれば、 美術館や博物館に調べに行きます。 海外に行った時は その国の歴史が見えるような博物館に 行く事にしています。 以前文化人類学の授業で、 「本物をみなさい、本物は沢山の事を教えてくれます。」 と先生に教えてもらいました。 それを実行してなんと沢山の事を学んだことか。 ジュエリ―もその一つ。 最初の役割はお守りのように、 身を災いから守るために、 ネックレスやバングルのような形で みにつけていたようです。 なので装飾品として、 身を飾るピアスやリングは そのあとから登場したようです。 バングルを作るにあたって調べてみたのですが、 やはりつける腕にちなんだ意味がありました。 左手は右脳に繋がるため、精神的な方面を担当しているようです。 なので精神的な変化、つまり恋愛面や健康面の運気をあげるのに良いようです。 一方右手は左脳に繋がるため、現実的な方面を担当しているようです。 なので現実的な変化、つまり現実的な問題、例えば金銭面や仕事面の運気をあげてくれるようです。 絶対そうなる、という保証はありませんが、 思って前向きに進んでゆくのが大事なのではないか と、言うことなのかもしれません。 STYLE STOREでお取り扱っていただいています。 https://stylestore.jp/item/HIA00-00-0003-B539 そちらの記事も合わせて読んでみてください。 |