緊急事態宣言から数日たちました。 都内を歩けばあちこちが臨時休業になっていて、まるで年末のような雰囲気です。 今のところ、まだまだやらなければいけない仕事があるので、関係のある業者さんの状況が気になっておりました。 ちょっと前から営業時間の短縮などがありましたが、隔日営業の業者さんがあったり。 社員さんの健康を守りつつ、こちらの要望にも対応してくださってて、本当に助かってます。 すでに発送させていただいたお客様からは、気分が落ち込んでいたので嬉しかった、とお返事をいただきました。 こんな状態ですから、少しでもお客様に笑顔になっていただけたらいいな、と思っています。 ありがたいことに、実はまだまだお客様から頂いたお仕事があるので制作を毎日行っておりますが、それが終わったら次に何をするか、すでにリストを作ってあります。 ・既存の商品のデザインの見直し →自分の技術もあがったし、違うアイディアも浮かんできているので実験 ・新商品のアイディアだし →前回のポップアップからも色々なヒントを拾ってきたので、それを膨らますために資料を集めたり自分の中の探索をしたい。 ・今まで作ったサンプルや資料の整理 →一つの商品を作るのに、色々な素材や実際の素材を作ってサンプルを作ったりしたり。デザインを作るための資料やノートがあるのでそれの整理 などなど・・・ ある程度整理されていても、もっと突っ込んでやりたいと思っていた案件ばかりなので、いまこの時だからすっきりさせて、仕事場にも頭の中にも余裕を空けておきたいと思っています。
今からやっておいたら、状況が落ち着いてからさくさく動けそう。 家でもまだまだやりたい事が沢山。 最近は前倒しで計画していた掃除をしています。 こんな事今までで初めて! 何か他にも初めてを感じられる事を出来ないか、考え中です。 皆さまも是非、探してみたらどうでしょう?
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今週末もあちこちで臨時休業が行われる模様ですね。 ちょっと前にみたBBCのニュースで、英国ではNHS(英国の国民保健サービス)に患者が急増して医療破綻が起きないように2週間外出禁止令をだし、自宅待機策を行ったところ、伝染が減ってきて効果が見え始めている、と言っていました。 もちろん、NHSには毎日1000人ずつ増えているようですが、急増することはなく、増加は安定しているようです。 また昨日見た別のニュースでは、「ウイルスが広がっているのではなく、人がウイルスを広げているのだ」と言っていました。 ホントですね。 目に見えないモノだから、自分が保持しているかもしれないし、誰が持っているかもわからない。 だから念には念を入れて、出来るだけ行動範囲は狭め、人との接触は避ける。 会いたかったら別の方法で話す、会う。 今はそれが可能なのだから、それを有効的に使うのが良い。 今まで設定するのが面倒くさかったり手間がかかってたサービスが、随分お手軽に使いやすくなったと感じます。 リモートワークやおうちに籠っている方、段々増えておりますね。 どうしても会社でなければ仕事が出来ない場合は外出するしかありませんが、外出しなくなった方は別の形で外出してみるのはどうですか? 先日読んだ記事にあったサイトに最近はまっているのですが、Googleが提供している Google Arts&Culture というサイト。 もうすでに知っている方も多いとは思いますが、ホントにすごい、時間があったらずっと見てられるくらいです。 まず、世界のあちこちにあるミュージアムやギャラリーの世界を飛び回ってみたかったらこちらから。 マップで世界地図をみながら世界中の提携しているミュージアムやギャラリーに収蔵されているモノを見ることが出来ます。 英語が難しかったらGoogle 翻訳で解説を日本語で読むことも出来る。 しかもググっとズームも出来るので、細部まで見ることが可能なのです。 実際に美術館を訪れて、顔を近づけてみようものなら、学芸員の人に怒られますよね。 今でもリアルで見ることは、そのもののインパクト”質感、大きさ”を感じる意味でも非常に大事なこと、と思っていましたが、それは本で見ると比べたら。 実際には出来ない細部をみたりすること、なかなか行く事の出来ない国々のミュージアムを観に行く事が出来ます。 しかも色々な国で行われる様々な行事に触れることが出来ます。 文化を知ることは、その国の歴史がどのように発展していったかを知ることが出来ると思うのです。 また文化を知ることで、その国の時代ごとの思想や価値観を知ることが出来ます。 日本で見逃してしまった展示も、その国のミュージアムやギャラリーを訪れれば、心ゆくまで観ることが出来る。 プラス、スマホにアプリをインストールすると、もっと楽しいことが出来るようです。 一人でまたは家族で、色々な国を探索しに行ってみたらどうでしょう。 因みに色々な国の動物園が、動物のライブ映像を配信しているようです。 先日はオーケストラの演奏をライブ配信しているのを観ましたが、お家でコンサートを体験しているような感じでした。CDの様に編集されているわけでない、リアルであって緊張感があるのが良いです。 このところプラプラとお買い物に行かないようにしていたのですが、日常雑貨がポツポツ無くなってきたため、久々にドラッグストアに行ってみました。 丁度レジで並んでいたところ、前に並んぶマスクを片手に持ってたお客さんが、一人一個だから家族に買いに来るよう電話をしていました。 また最近、使い捨てマスクが道端に捨てられているのをよく見かけるようになりました。 この時期、花粉症の人には必須のマスクですが、今ではほとんどの人がかけているのではないでしょうか? どちらかというと、マスク嫌いな派なのですが、今は出来るだけ着けるようにしています。 一時期のマスク不足から、布製の手作りマスクが販売されるようになったり、ご家庭でお子さんと作ったりする方が増えていると聞きます。 ネットでも型紙が出回っていたり、マスク作りのワークショップがあったり。 一方で、材料のガーゼやゴムひもが品切れになったとも聞きます。 一気に何かが無くなる事ばかり起こる世の中に最近は驚くばかり・・・。 ところで、使い捨てマスクと手作りマスク(布マスク)、どんな違いがあるでしょうか。 使い捨てマスクの材質は不織布。 ろ過効率が高いので、枚数を重ねるとフィルターの効果が高くなり、99%ほど花粉やホコリ、細菌をろ過するようです。 ただしそれはフィールターとして計測した結果なので、着用した場合に必ずしもそこまでの効果がある、とは言えないもようです。 なぜなら着用した場合、マスクと顔との隙間が全くないければ良いのですが、隙間があればそこから侵入してくる、ようです。 逆に目が細かいので通気性が悪く、息をするとマスクが張り付いてきて息苦しさを感じたり。 またマスクが顔にこすれたり、化学繊維の生地にあたって痒みを感じる方もいるようです。 私は歩くスピードが速いので、段々息苦しさを感じてくるのがマスクをしたくなくなる理由です。 先日私の文章の先生、ムナカタヨウコさんがみせてくれた素敵な布マスクと比べてみました。 紹介してもらったリユースの布マスクは、埼玉県蕨市の伝統工芸品、双子織を使用しているそうです。 制作されているのは、埼玉県蕨市に会社のあるアパレルメーカー「ニイニ」さん。 超極細糸、超高密度の綿100%なので、保温性、透湿性、撥水性に優れているという事です。 保湿性があるため肌やのどの乾燥を防いでくれるのに、透湿性があるので通気が良い。 だから一日着用していても、マスクの中に空気がこもった感じがせず、眼鏡が曇りにくいという事です。 外を早歩きで歩けばそれだけ呼吸も激しくなり、吐く息の量が増えて眼鏡が曇って来るそうですが、普通の速度なら不織布のマスクと大して変わらないようです。 表面の双子織の布はさらっとしているけれど、内部はカットソーなどに使われる手触りの良い布が使用されています。 両面コットン100%なので、不織布のマスクを使っていてすれて肌荒れをする人、マスクの化学繊維でかぶれたり痒みが出やすい人にはもってこいだそうです。 また耳にかける紐は長さ調節が可能なので、自分の好みの場所にマスクをセットする事が出来ます。アパレルの会社が一個一個丁寧に作られているので、まるで洋服のようだな、と思いました。 今回凄いな、と注目したのが、カケンテストセンターで性能テストを受けられているところ。 花粉の付きにくさと落ちやすさを実証する、花粉汚れ試験では、5段階評価の4以上と評価されたそうです。 しかも洗ってもその効果は落ちないとのこと。 毎日使って品質が落ちなかったら、長期で使っても十分お得なのではないでしょうか。 もちろん、風邪をひいたりインフルエンザにかかってしまったり、何かしらのウィルスを保有してしまった場合は、相手に移さないために、不織布のマスクが必要になってきます。 いつまで続くのかわからない中、使った方が良いものだから使うマスク。 出来るだけストレスフリーで快適に乗り切れたらと思います。 ■双子織マスク■ 女性用:耳に掛けるサイド7.5センチ、顔のわたり16センチ、鼻からあご12センチ 男女兼用:耳に掛けるサイド10センチ、顔のわたり16センチ、鼻からあご15センチ 1枚3600円(税込) スマートレターで発送(180円+配送手数料100円いただきます) 申し込みはこちら→★ ※ムナカタさんのブログからのリンクに移動します。 ちょっと前に遡りますが、1月末に英国に行った時の事。 ここ7年程英国との往復は、ほとんどフィンエアを利用しています。 たまにセールで手頃な値段の時があるのとJALとの共同運航便なので、色々と快適な空の旅がおくれるのです。 日本からフィンランドで乗り継ぎ英国に到着、帰りはその逆です。直行便じゃなく経由便を選ぶ理由は、経由地でストップオーバーが出来るため。 今回は時間の都合で、行きはJALの深夜便で英国に直行しましたが、帰りはフィンランド経由でストップオーバーという名の寄り道することにしていました。 英国発の早朝便でフィンランドはヘルシンキのバンター国際空港に到着。 ギリギリつめた1日だけのストップオーバーを楽しむため、到着したお昼から翌日14時までの計画をコーヒーを飲みながら練りました。 因みにフィンランドは”コーヒー消費量世界一”と言われています。 面白い事に、お隣のスウェーデンも同じ事を言っています。 北欧の国々のコーヒー消費量が高いのはコーヒーショップがあちこちにあるのと、労働法でコーヒー休憩を必ず取るよう、法律で決められているからだそうです。 英国のティーブレイクと同じように、北欧ではコーヒーブレイクがあるということです。 どちらも目的は一時休憩をとって頭をリラックスさせて生産性を高めるためだそう。 空港のインフォーメーションデスクではトラムの地図や時間制のトラベルカードが購入できます。 またスタッフのお薦めも聞けるのでとても便利です。 たまに日本語が話せるスタッフがいるので、英語で説明できなくても何とかなりそうです。 ヘルシンキ中央駅に移動したら、まず最初にヘルシンキ郊外アラビア地区にあるアラビアデザインセンターへ。 以前イッタラ工場で手作りされる”オイバ・トイッカ”デザインのガラスの鳥の置物、”バード”をみて、そのガラスの色のグラデーションや形の美しさに魅了されました。 実際にみたい、と思っていたので行って見ようと思ってました。 ところが、以前アウトレットセンターだったところは空港近くのショッピングセンターに移動して、こちらは普通のショップになっていました。 ただし、昨年夏より始動したというビンテージコーナーがありました。 「Anna astioille uusi elämä.」」(新しい命を与えよう)というフレーズと共に、使用しなくなったイッタラやアラビアの製品をお客様がお店に持ち込み、お店側が買い取り販売するというシステムだそうです。 リサイクルやエコロジーを当たり前に考える社会ならではの企業の取り組みだと思いました。 この日予約したホテルは、すべてが暗証番号で済んでしまうホテル。 予約後入り口の扉のキーナンバー、部屋ナンバーと部屋のキーナンバーがメールで送られてきます。 口の番号を押して中に入り、エレベーターで指定の部屋に向かったら、キーボタンで入室です。 何回かフィンランドに来ましたが、レセプションがなくキーボタン操作で部屋まで入れてしまうホテルが増えたように思います。 フィンランドの楽しみの一つが建物を見ること。 新しい構造のモノも面白いのですが、古い建物の外壁の飾りや入り口の扉は英国に無い感じです。 室内を明るくするために大きくとった窓から見えるインテリアも、見ていて心が躍ります。 またフィンランドのデザインが見たかったらアンティークショップに行くのが面白いです。 ちょうど通りがかったお店には私が見たかったバードがあったり、タピオ・ウィルカラのグラスが並び、カイ・フランクのシルバーウェアがショーケースの中に鎮座しておりました。 不思議な形のスプーンとナイフにお店のご主人が丁寧に使い方を教えてくれ、見ていた商品を1つ1つ説明してくれました。 説明の仕方がデザイナーに対しての熱い思いや商品への愛に満ちていて、驚きばかりでした。 ミュージアムも良いけれど、ほんとに好きなんだな、という人の説明は沢山の驚きに満ちていると思いました。 空港に行く前にヘルシンキ中央駅近辺で最後のお買い物は駅前にある大型スーパーが便利です。絶対買ってほしい、ファッツェルのチョコレートもコーヒー、お土産に便利そうなお菓子や小物が揃っています。 最後の最後、バンター国際空港では、昨年日本路線が到着する方の建物が増築されてデザインショップやムーミンカフェが並ぶエリアになっていました。 最後までフィンランドデザインが堪能できる作りになってます。 フィンランドは英国よりも治安がが良く、人も親切で困ることはありませんでした。 もう何度も来ているのにまた来たくなるのは、それぞれの町の雰囲気にあるのかもしれません。 一か所にゆっくり留まって、あちこち探索してみたくなります。 あの角を曲がったら何があるのか行ってみたくなったり、空を仰いで建物を見上げたくなったり、そういう事がしたくなる場所です。 残念なのは、帰りの便でオーロラがかすりもしなかった事。 天候が落ち着く2月だし、晴れてるしと期待してずっと外を見ていましたが、全くでした。 絶対にフィンランドで見たい、と期待しています。 3月に入ってヨーロッパでは急速にコロナの感染者が急増して、あれよあれよという間に外出禁止や移動、渡航制限が始まっています。 1月末から2月始めに所用で英国とフィンランドに行きましたが、これほどまでになるとは思いませんでした。 英国に向かった時、機内ではフライトアテンダントの方や乗客がマスクを着用していましたが、ヒースロー空国に降り立った時には殆どの人がマスクを外し、パスポートコントロールは自動化されていて回りにいる人もマスクは着用していませんでした。 次の日に行った中華街は、春節が終ったせいか人も少なめでマスクをしていた人は見かけなかったはず。 ロンドンでは観光客が立ち寄るデパート数件にも行きましたが、マスクを着けていた人は見なかった様に思います。 逆にフィンランドでは、作業用に使うような3Mのマスクを着用した空港関係者やアジア圏の人と思われる家族づれや個人を見ました。 この差一体どこにあるでしょう? マスクを日常生活で着用する習慣が、そもそもヨーロッパにはありません。 以前風邪を引いた友達が咽喉が痛くてマスクをしていたら、電車を待っている時に高校生位の女の子が不意に近づいてきて、「あなたひどいウィルスを持っているからマスクしているの」と聞かれたくらい、マスクは日常に無いものなのです。 英国でマスクを見たことがあるのは、NHS (英国の病院)で検査したときにナースが着用していた時。 工事現場で作業する人、人体に有害かもしれない物質を使用する作業をする時などです。 医療関係の感染症予防や作業の中で人体を守るためにそれようのマスクを着用します。 普通の薬局にはマスクは売ってなかったし(確か!)、花粉症シーズンでもマスクを着用していた人は見たことはありませんでした。 くしゃみは手かハンカチで押さえたり、鼻をつまんで飲み込む人が割りといたように思います。 くしゃみを飲み込むのは音を出さないようにするためかと思います。 しかし試してみましたが、圧を抑えきれずに返って苦しい思いをしたことがありました。 もう一つ、習慣の違いがあります。 それは手洗いとうがい。 日本では小さな頃から手洗いうがいを習慣的に教え込まれます。 外から帰ってきたら手を洗いうがいをする。食事の前に手を洗う。トイレからでたら手を洗う。 意外とやらない人がいる事に最初驚きました。 トイレからでたらそのまま出て行っちゃう人、パンツでささっと手を拭いて綺麗になった(つもり?)の人。 レストランでもウェットティッシュやタオルがでない所もあります。 大体の人が持ち歩く習慣のある、ハンカチやティッシュ。 ヨーロッパではハンカチを持つ習慣はほぼありません。 ハンカチは鼻をぬぐったり涙をぬぐうもの。 手を拭くためのものでないようです。 一般的にハンドタオルやドライヤーがついた場所があるからですが、ないところも当然あります。 そういう時は自然乾燥か洋服でぬぐう。これは日本でもありますね。 またうがいですが、以前うがいが出来ない、という友達がいました。 うがいをしようとすると、窒息しそうになるそうです。 それで、ガラガラしないで咽喉を洗う方法を教えたことがありました。 咽喉の治療のためのうがい、は病院で教えているようですが、家庭や学校の習慣としてうがいをするというのは聞いた事がなかったです。 共同生活をしていたときでも見たことはありませんでしたが、インド人の子が風邪をひいて鼻洗浄をしていた事がありました。 鼻の中に水を通して鼻腔の奥を洗う事。 国によって習慣の違いを感じました。 ここになって急激に日本での感染者数が増えて尋常でない状況になってきているように思います。 マスクや手洗いうがいの習慣がどれだけ感染症予防に効果があるのか、賛否両論かと思います。 しかし、やっていてマイナスなところは無いんじゃないかと思います。 今懸念されているのは、”うつらないように防御する”ことと”うつさないように防御する”こと。 健康そうにみえても、陽性のウイルスを保持している人もいるようです。 だから毎日の自分管理が大事だという事です。 体温ののチェックと嗅覚と味覚と聴覚のチェック。 体温は数字でわかりますが、毎日嗅ぐ匂いや味、聞こえる音がいつもと同じかどこか違うか、そういう小さな部分の変化が無いかどうかチェックするだけでも自分の体調の変動を確認できるようです。 「自分だけは」は無いと思って、もしもを考えながら防御していけたらと思います。 先日久々に眼鏡を作りに行ってきました。 普段はハードコンタクト利用者ですが、細かい作業の見にくさを感じていました。 コンタクトの度数があっていないのかとコンタクトの検眼にいったら、私が設定よりも近接を見ようとしていため、見にくかったようでした。 普通手元は近くても30cm程の距離でクリアにみえる用になっています。 それ以上見えるようにすると、今度は遠くが見づらくなる。 遠近の差を広げすぎるとそれだけ目に負担がかかるからです。 最近ではずっと精密作業用拡大鏡を使っていたのですが、作業によって使い辛さがありました。 そこで今回解決策として、コンタクトの上から近接用の眼鏡を使用して足りない視力を補う事にしました。 祖母の代からいつもお世話になっている眼鏡屋さんは、検眼に定評があります。 通常、機械を使って眼の状態を測定した後、片眼ずつの見え方を仮枠にレンズを追加しながら調整をしていきます。 そこから手元30~35㎝の見え方を微調整していきます。 レンズを一枚、強い度を足すか引くかで見え方が若干変わってきますが、差がわかりにくいことがあります。 そういう時は色などの比較から違いを見せてくれます。 ここまでは大体どこの眼鏡屋さんでも行われることかもしれません。 が、こちらでは”集中力を切らさない視界を作る”事を目安に度数を設定されます。 適正度数が出た後にもう一枚レンズを調整することで、”見える”視力が”裸眼で見ているように楽に見える”視力になります。 しかも長時間使用していても疲れにくい。 以前検眼をされる社長に、なぜそういう眼鏡を作るようになったのか、お聞きした事がありました。 「長時間集中して仕事しなければいけない時に、疲れないような眼鏡が欲しい」という相談があったから、という事でした。 集中力が切れないという事は、長時間眼鏡を使用していても、眼が疲れにくいということ。 第一に様々な角度からぴったり焦点が合って目に負担の少ないレンズを検眼で設定され、歪みの少ない軽いレンズを選択する。 第二にその人の骨格とニーズに合った眼鏡を選び、鼻からずれないように鼻の支えと耳にかかる弦を調整します。 眼鏡をかけている方は経験あるかと思いますが、眼鏡がまったくずれないって本当に安心すると思います。 逆にずれやすかったりすると、いらっとするのではないでしょうか。 眼科医であった祖母が以前「外科の先生も頼りにしている」と話してくれた事がありました。 お医者さんにとって眼は大事な仕事道具です。 その仕事道具が”最高な状態で仕事が出来るようにしてくれる眼鏡”は、本当に重要なものだと思います。 眼鏡をかけるい以上、他の人にとっても”疲れにくい”、”集中できる”、”過ごしやすい”などの共通したニーズがあるでしょう。 でもそれを伝えなくても、使う人が最大限眼鏡を使えるように調整してくださる。 (なぜならそこまで細かく伝えていないのに、いつもこうするから、と伝えてくれるから) 仕事人だな、とおもいます。 「ここのでなきゃ困る」と言われるくらいお客様のニーズを満たす視点。 大事だな、と改めて思いました。 昨日一週間行ったPOPUPショップが無事、終わりました。 コロナの影響で同時期に行われるはずだった美大の卒展、そのほかのイベントも延期になるような状況下でしたが、それでも来てくださった顧客様や色々な所で繋がった友達の励ましに、本当に支えられた一週間でした。 本当に感謝で一杯。 POPUPショップは開催される屋形によって、お客様の雰囲気が変ります。 百貨店、駅ビル、セレクトショップなど、多くの方が"自分の好きが揃っている"、”自分の好きなモノを選ぶ場所”、を決めておられる方が多いのではないでしょうか? 青山のスパイラルはその中でもダントツで「個性的なモノ」を手に入れられる場所と知られています。 近くに来たから寄ってみた、お昼休みに寄って見た。 「何か新しいモノを見つけたい」という思いを満たせる場所、として期待されたいるように思います。 お客様とお話していてもそういう気持ちが伝わってくるので、私たちも「期待に答えたい」という気持ちになります。 そういう気持ちで迎えるポップアップでは、毎回色々なことをお客様から学びます。 多くのお客様が商品をただ手に取るだけでなく、コンセプトや思いにも興味を持ってお話を聞いてくださるので、出来るだけお伝えできるようにしていました。 またお客様の視点からの指摘が驚くほど的確だったり、自分では気が付かなかった部分の指摘に感動を覚えさえします。 今回は蝶のイヤーカフが非常にお着物に似合っていた点です。 お着物にも蝶が描かれていて、さらに耳元に蝶が群れをなしているのが違和感なくフィットしていました。 お着物着た方が着けているアクセサリーを思うと、帯留めやリングは思い出せるけれどなかなかイヤリングを付けた姿は思い浮かべませんでした。
ではこのイヤカフがなぜフィットして見えたのか考えたら、簪の様に見えるからではないかと思いました。 イヤリングやピアスの様に耳たぶを飾るわけではないく、髪に近い部分にセットするので「髪飾り」の様に見えるのかもしれない。 初めてお着物のお客様がいらして身に着けて意見を頂けたのだからこそ、見つけた新たなジュエリーの可能性。 ネットを介してではなかなかこのような気付きは生まれません。 対面でお客様とお会いするかからこそ生まれるヒラメキ。 さらなる形にしていきたいです。 POPUPのお知らせです! 【feel Jewelry-感じるジュエリー‐】 AcuteAccent/ SUNI/ MEGUMI TOYOKAWA 3ブランドで行なう、春をテーマにセレクトしてディスプレイされた、 三者三様のジュエリ―を五感を通して楽しんでいただけたらなと思っています。 リーフレート表と裏 見開き、3ブランドで構成されていますが、 これを折り曲げると、 折り方によって、それぞれのブランドを表に出来ます。 これをこれから皆様にお送りさせていただきます。 欲しくなったら、お知らせいただけたら送ります。 金属加工科出身の、それぞれの考えとアイディアが詰まったジュエリー達。 一点だけのもモノもあって、見て回るだけでも楽しいお時間を過ごしていただけます。 華やかな青山通り沿いのガラス張りのショーケースに、 春を探しに、いらして下さい! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【feel JEWERLY-感じるジュエリー‐】 期間:2020.3.9 (mon)-3.15 (sun) 場所:Showcase〈Spiral 1F〉 東京都港区南青山5-6-23 時間:11:00-20:00 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回の旅は短期間滞在だったので、あちこち行く時間はあまりなし。 そんな中、「住んでると中々行かない場所」があるな、ということに気がつきました。 ガイドブックに在るような観光名所とかショップやレストラン。 意外と日常に直結していない場所が多いし、観光客多いからな、と避けていた部分や今行く必要ないから、と先延ばしになっていました。 今回は旅行者目線も持ちつつ、お薦め場所を書いてみました。 世界で最初のレアな空間を体験してみよう。引き続きVictoria and Albert Museumからになります。 博物館を歩き回って疲れてお天気が良ければ、中庭をお散歩したり、中庭のカフェで休憩したりが気持ち良いところ。 お薦めは博物館に3つあるカフェの中で一番古い、Morris, Gamble and Poynter Roomと呼ばれる室内にある、メインのカフェ。 こちらが「世界で最初のミュージアムカフェ」という事を今回初めて知りました。 3つの部屋で構成されているカフェはセルフサービスなので、好きなお部屋を選んで席を確保する事ができます。 どの部屋も魅力的ですが、個人的にWilliam Morrisによってデザインされた、The Morris's roomがお薦めです。 19世紀、産業革命の恩恵により大量の商品が生産された英国では、大量の粗悪品も同時に出回っていました。そのような中で職人によって作られる工芸品への回帰運動が起こりました。Arts and Crafts Movementと呼ばれたこの動きの中、モリスは「生活の中に芸術(美術・工芸品)を」と提唱して美しいインテリア製品や書籍を作り出しました。 モリスの思想や運動はヨーロッパ各地へ広がり、アール・ヌーボーや後のバウハウスに広がって行き、やがてアメリカにまで広がっていきました。 この部屋のデザインを担当したとき、モリスは若干30代のデザイナーでしたが、中世の影響を余すことなく発揮したこの部屋は、モリスのその後のインテリアデザインに大きな影響を与えました。 モリスの作り出したインテリア製品の中で、様々な種類の自然を用いた美しい壁紙のパターンは、現在壁紙以外でも色々な場所で使われています。 このような貴重なお部屋でお食事やティータイムを楽しむのも良いのですが、金曜日の午後のみ開催される予約制のアフタヌーンティータイムがあるようです。 Victorian Afternoon Teaと名付けられていて、Queen Victoriaのアフタヌーンティーメニューを再現しているんだとか。 カフェやホテルでお目にかかれる様々な種類のアフタヌーンティータイムですが、ビクトリア女王時代に作られたお部屋で、女王が親しんだであろうアフタヌーンティーを体験できる場所はなかなかありません。 機会があったら是非体験してみたいものです。 詳細は、https://www.vam.ac.uk/info/va-cafe/ 引き続きシルバーの文化が今も英国ではしっかりと守られ、常に新しいモノが作り続けられているのは他にも理由があります。 London Assay Officeを運営しているThe Goldsmiths' Companyでは、若いデザイナーから経験を積んだプロフェッショナルが交流できる場を沢山作っています。 カテゴリ―別のコンペティションに始まり、一般の人が注目する数週間に及ぶ展示即売会、プロの技術を学びに行くプロジェクト、新卒のデザイナーのための勉強会、高価な機材のレンタル、弟子制度等々。 基本的な技術を学んだあとはどれだけ独創的な形を作れるか、切磋琢磨していきます。 技術面デザイン面で秀でてくると、データバンクに登録されます。 英国ではオーダーで作ってもらうのが割と普通なので、贈物のオーナメントやゴブレット、ジュエリ―などのデザイナーを探す検索エンジンとして使われています。 英国の良いところは、独創性に対してとてもオープンであるというところ。 古さの良さも新しさの良さも固定概念を持たずに興味を持ち、思い思いに楽しむ。 また文化面のサポートが昔から公的にも民間でもしっかりあるので、若いデザイナーはもちろんの事、第2の人生の様に新に活動を始めて生き生きと面白いことをする人も沢山います。 シルバーとジュエリーに特化すると、大学での学びの後にプライベート工房でインターンとして所属しながら技術を磨くことができます。 シルバーでオブジェをメインに作る人をSILVERSMITHといい、ジュエリー加工に特化した人をJEWELLERまたはGOLDSMITHと呼びます。 私が所属したプライベート工房は本当にすごいところで、「Silversmithの文化の水準を落とさないよう持続させるため」に、素晴らしい技術やアイディアを持ったデザイナーたちと組んでBishops' Land Education Trustという団体を組織し、新卒の学生がSilversmithやJewellerとしてやっていけるよう一年かけて指導します。 その間、あちこちのギャラリーや展示会に参加させてくれたりします。 一番すごかったのは、Victoria and Albert Museumに展示し、商品の販売が出来た事。 創設30周年(確か)記念という事で、これまでに団体に関わったクラフツマンの作品を一同に集めて展示しました。 この時はGilbert Collectionという新しいコレクションが追加されたので、その記念のコレクションの中からインスピレーションを得てデザインするというコンペが開催されました。 貴婦人がポプリなどを収納して薫りを保つポマンダーと呼ばれる飾りから着装を得て、花瓶になるセンターピースをデザイン。2位を獲得して、材料費を頂けました。 自分でデザインしておきながら、今までにこれほど複雑で手が込んだものを作ったことがなかったので、もう後半は半泣き状態で何度夜なべをしながら作った事か。 あまりに無茶な構造と思われて、途中で諦めてもいいから、と諭されてしたのが、今では懐かしい思い出です。 そのくらい、どっぷり集中してできた環境があったからこそ、本当に面白いデザインが出せたな、と思います。 柔軟な国民性と情熱がこもった文化の保存の姿勢があるからこそ、素晴らしいシルバー製品が沢山生み出されていると思います。 シルバーで出来てるのを驚くようなモノばかり。 沢山の人に見てもらいたい。 機会があったら是非是非 |