あっという間にお正月休みが終わり、仕事始めです。 仕事がはじまると、お正月がもう随分前だったように思ってしまいます。 私の今年のお仕事はじめは4日から始めました。 色々準備や昨年の遣り残しを行っておりました。 新年最初は銀座の”ギャラリーのばな”で6日から11日まで行なわれているグループ展に参加しています。 これから販売する予定の蝶のシリーズの物が中心です。 今回の展示には一つエピソードが。
昨年、作りたいけどどうしよう、と考えるだけで行動出来ていなかった時期がありました。 ある人に、「何で作んないの?何が気になってるの?作ったからって何か損するの?困るの?」と、ポンポンと質問され。 確かに、損しないし、困らない。 むしろプラス? 「悩んでるだけ時間の無駄よー。いつやるか、予定すぐ入れて!」 そしてすぐに時期を決めました。 外から言われて、やっと自分を俯瞰して見る事ができました。 この時に考えていた”作ろうとしていたもの”は、結局何回も失敗を重ねてまだ出来上がっていません。 日本ではプロセスよりも完成品が大事にされます。 それはそうかもしれません。 でもモノを作る側としてはプロセスはめちゃくちゃ大事だと思っています。 なぜなら、問題が見つかる、それを解消するためのソリューションを探す、デザインの再構築、次の手を試す、問題を捜す・・・ もし1回でも作ってなかったら、このように進行してないし、より良いものに改良されていかない。 今最初のデザインから次の手に進んで、少しづつですが進んでいます。 3月のポップアップまでには完成させる予定です。 いろんなところで人に背中を押してもらえるチャンスのある私は、とても幸せ者だと思います。 今年も良い人たちと巡り会いたいと思います。 ギャラリーのばな 作家8人による、初春のジュエリー展 日程:1月6日から1月11日 時間:12:00から19:00 場所:中央区銀座2-4-1 銀楽ビル2階 エレベーター2Fすぐ 在廊日:(水)、木、金、土
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明けましておめでとうございます。 今年もどうぞ、 宜しくお願い致します! 1月1日は、新年初デジタルオフをして過ごしました。 普段気になっているスマホを全然気にせず、読み物を読んだり会話を楽しんだり、今年やりたいことを考えたり、良い時間が過ごせました。 ついでに実家の市にある'地磁気逆転地層"を見に行ってきました。 ’'地磁気逆転地層' というのは、地球にある北極と南極が変動して、現在の状態になった年代を視覚的に見れる地層のこと。 の久々に市の奥の方まで車で移動しました。 最近では殆ど行く事が無かったので、ちょっと遠足気分でした。 博物館とかで見ることが多い化石や地層を、外で見るのは小学校ぶりです。 山の中をテクテク下って行くと、意外とすぐ着きました。 流石に訪れる人は少人数でしたが、説明を見ながら実際の地層を確認していました。 日本が成り立つための地殻変動によってあちこちの半島が出来たから、こういう部分が地底から地表に出ているということです。 遥か昔は海の中。 昔はどんな地形だったのでしょう 現在の南極と北極が逆だったらどうなっているんだろう。 思い付くのは渦の巻きが時計回りか、逆になるか?位です。みrしくは、田淵の地磁気逆転地層へ! 養老川沿いにある地層なので、昨年の台風の被害がまだ残っていました。 天然記念物に指定されているようなので、安全に復旧されると良いな、と思います。 実家の修復もやっと始まりそうなので、新年早々、その準備を始めています。 今年は災害が少ない年になると良いですね。 今年のお仕事納めを終えたかた、大分多いかと思います。 私は土曜日にアトリエの大掃除とお疲れ様会を行いました。 お疲れ様会はアトリエのあるビルのオーナーのお家で。 オーナーの会社のメンバー3人と、アトリエのメンバー3人ともろもろで計8人が入れ替わりで参加しました。 今年の秋に行った上海からチャイナブームが根付いたので、手作り餃子を作ることになりました。 指導はご両親が中華料理レストランをしていたAさん。 野菜からの下ごしらえから餃子の皮作りまでで約2時間くらい。 そこから皮を一枚づつ作っていくのですが、小さな塊から丸い皮を作るのが難しい。 皮担当と餡づめ担当でのチームワークで、予定時間内で大体終わりました。 中国料理で餃子と言えば、水餃子。 順々に茹でて、茹で上がったものにニンニク醤油をつけて食べるのですが、1個が大きいせいなのか、皮が厚いのか、モチモチしていて食べごたえがありました。 餡が残ったので、市販の餃子の皮を使って焼き餃子も作りました。 比べると、やっぱり手作りの皮の美味しさが違います。 市販の皮は焼いたからか、皮よりも餡(肉)の主張を感じました。 水餃子の方はお箸で挟もうとすると逃げてしまうくらいチュルンチュルンしていました。 皮と中の餡がちょうど良いくらいの分量で、それだけで十分な感じでした。 中国では餃子は主食で、一緒にご飯など食べないようです。 今回ので十分納得しました。 皆さまも機会があれば、中華料理の水餃子をぜひ、お試しください!
11月中旬から"伝えたいことを文章で表現出来るようになりたい"、そう思って講座を始めました。 受講したのは、宗像先生の講座。 3時間の講座の後、50日間、毎日1記事ブログを書くことがミッション。 最初、"伝えたい内容を、読む人がわかるような文章にする"のが難しく、1つの記事を書くために半日以上時間をかけていました。 またトピックの中身がなかなか膨らませられず、ずれた内容だったり、脱線した事もありました。 そのような状態から始まって、毎日書いて変わった事、が3つ。 1つ目は書きたいトピックが出やすくなった事。 常にアンテナを張っているので、テレビ、本やネット等日常生活の中で色々なものが引っ掛かりやすくなりました。 2つ目はまとめる力がついた事。 書く前にアウトラインを構成してその内容から脱線しないよう読み返しながら書くと、理解しやすい文章になってきた、と思いました。 3つ目は格段に"書く事"が速くなった事。 アウトラインを構成してから始めるので、文章に肉付けをして内容がそれてないか確認する、という作業だけになりました。 PCの画面の前で、モンモンと考え込む時間が減ったのは非常に健康的です。 「考えを言語化」するようになって、自分が何をしたくてどう思っているのか、曖昧にせずに言葉に落とし込む習慣がつきました。 そのため、会話でも適切な言葉で思いや考えを伝えられるようになりました。 「考えを言語化」する事は、自分を具体的に理解し直す事で、「ブログを書く事」は考えを相手に伝える言葉に変換する作業だな、と思いました。 今までさぼっていた(?)分、自分の変化に喜んでおります。 言葉にすることの大事さ、改めて考えました。
「考えの言語化」お薦めです。 イギリスにいる友人からシーズナルグリーティングメールを頂いて、イギリスのクリスマスが懐かしくなりました。 キリスト教が国教である国では12月に入ると、クリスマスコンサートやイベントが教会やコンサートホール、大なり小なりのクリスマスパーティーが行われます。 オフィスや学校でもお昼から「クリスマスランチ」や「クリスマスパーティー」があり、フェスティバル気分を楽しむのです。 割と23日からホリデーに入るオフィスが多いけれど、24日はお休みかスーパーやデパート、ショップなどは営業時間を短くし、朝からクリスマスの準備に当たります。 夕方あちこちの教会でChristmas serviceが行われ、キャロルを歌い、クリスマスストーリーを聞く礼拝が行われ、その後家に帰って、家族や親しい人達と共にクリスマスディナーを楽しみます。 普段よりもゆっくりと、皆で時間をかけて楽しみます。 人によっては、深夜23時頃から行われるMidnight communion にも参加します。 0時から1時位に終わると深夜バスなどの公共交通機関がないので、徒歩で行ける場所に行くか、自家用車で出かける事が多いです。 以前、どんな感じなのかSt. Paul's CathedralのMidnight Eucharistに初めて参加してみた時、勝手がわからずキョロキョロしてしまいましたが、高い天井に浪々と響く司教の声や聖歌隊の歌声にとても感動しました。 25日、朝から子供たちはツリーの下に置かれたプレゼントを開けます!
(このタイミングが正式?のようです) 前日遅くまで起きていたとしても、普通に起きて10時から11時に行われるChristmas day service を受けに教会に出かけます。 ただし、この日はほぼすべての公共交通機関がストップするので、ご近所の教会に参加するか、自家用車で出かけます。 そして正午ごろには、エリザベス女王からお言葉があります。 1年を振り返る、感慨深いものでもあります。 この日は公共交通機関もお休み、お店もほぼお休みなので非常に静かな1日。 ただし、イスラム教系の方たちは、宗教的にクリスマスは関係無いので、結構お店を開けたりタクシーを走らせたり、仕事してます。 ユダヤ教系の方たちはキリスト教とは違うフェスティバルがあるので、クリスマスは行いません。 やはりクリスマスがメインイベントなので、26日以降は31日の大晦日までのんびりと過ごし、1月3日位からお仕事を始めたりします。 こういう習慣なのか、を経験するまではクリスマスシーズンにヨーロッパ旅行をして失敗した事があります。 最近は日本のように営業している率が高くなってきましたが、美術館などの訪れたい場所のオープニングタイムや公共交通機関の状況が普段と違っていることがあります。 もしお出かけの際はお気をつけください。 夏真っ盛りの8月からずっと気になっていた場所がありました。 晴海のオリンピック選手村が建設されている場所のほど近く。 あちこちで建物が取り壊されて、新しい建物が建設される真っ最中です。 以前古いビルがあった場所が更地になったのですが、その後に建てられていく、幾何学的な形の木の板は、まるでジャングルジムの様です。 これははたして、建物の中の柱のようなものなのか、モニュメントなのか。 その木材の使い方や建て方は見た感じ、隈研吾さんのデザインする建物に似ていました。 先日オープンしたようで、外の壁が取り外されていたので観に行ってみました。 大通りからオリンピック選手村に向かう通り沿いにあるので、オリンピック関係のインフォメーションセンターのようなものかと思いきや、三菱地所と隈研吾さんの共同開発プロジェクトの展示でした。 以前乃木坂にあるTOTOギャラリー「間」というところで、板茂さんの展示を見たことがあります。
こちらでは建物の構造を説明するために、建物の一部、構造の一部、縮小モデルという感じだったので、パーツの大きさに驚きましたが、全体的にどんな雰囲気になるのか、何となくでしか想像がつかなかった。 けれどこのように全体像が見れると、迫力が伝わってきます。 すでに完成したあちこちの隈さんの建物も見ても、意図の違いによって木材の使い方が違うようなので、改めてゆっくり見ると面白いです。 この晴海の構造物は、オリンピックが終わった後、建材を使用している、岡山の方に移築されるそうです。 普段こんなダイナミックな構造の実物がおいてあるところなんて滅多に無いと思います。 建築に興味があったら、面白いですよ。 CLT Park Harumi 併設の建物にはカフェも入っていて、のんびり見学が出来そうです。 近くの新豊洲にはteamLabがあったり、隠れた遊び場がチラホラある場所です。 ここ数ヶ月、色々な種類の”お客さまと接するサービス業”の方とお会いしています。 なぜかというと、初対面の方との会話に緊張するタイプで、POPUPショップでの販売をしていた時も接客はとてもあがっていました。 いくつかの講座に参加する中で、”お客さまに色々な形で接する”仕事をされている方が多いのに気が付き、この方たちの”お客さまとの接し方を観察してみよう”と思いました すでにお会いしたバリニーズセラピストのかおりさんは、話術と絶妙な距離感でリラックスさせてくれました。
アンダーウェア専門家の真由美さんは、視覚的にわかりやすく原因や対策方法を説明され、悩みが解消される、という期待感を感じさせてくれました。 文章の講座主催の宗像先生は、原因をグサッと付いてきますが、そこから抜ける方法をテクニックを踏まえながら、実際に自力で出来るように方向を定めてくれ、フォローアップで日々成長を感じられるように指導してくれています。 それぞれの方法で、今の自分が昨日よりもアップデートされる期待感を感じさせてくれました。 今年になって初スプーン作りのワークショップを行いましたが、スプーンを作る達成感はお伝えできたかもしれないけれど、他に何をお伝え出来るか。 そんな事を考える中、”技術を教える”講師の巻き髪の指導をされている理恵さんのレッスンを体験してきました。 巻き髪はコテを使って行うのですが、実は道具を使うの苦手だったので、スグには申し込めなかったのです。 巻き髪のレッスンでは理恵さんがなぜその道に至ったのか、過去の体験から現在までの変容を解説してくださり、やる気になりました。 Before→Afterの変化が良い意味で驚きました。 また使い方も本当にやりやすいように実技をしてくださったので、自己流はいかん、と思いました。 2時間ほどの時間で初級を学んだのですが、中級、上級で出来る技が増えます。 達成感がわく、初級を行って、さらにスキルを上げる上昇志向を満たす中級上級があると、全部受けたくなります。 技術を教える場合、こういう方法もありだなあ、と思いました。 それにしても、͡コテの威力に驚きました。 元からパーマをかけているからウェーブはあるけれど、もっと空気感や軽さを出せるだな、と実感しました。 体験することで体感することは、本やネットでは絶対に学べない人からしか学べない事かな、と思います。 気になったらぜひ、体感しに行って見てください。 先日ラジオでお掃除の専門家の方が”年末のお掃除”について話されていました。 アドバイスとしては、”部屋の端から掃除する”ということでした。 なぜなら”物は中心から外側に移動する”から。
具体的に言うと、物は使っている内は部屋の中心に置かれているのに、 使わなくなってくると、どんどん部屋の隅に追いやられていく。 気がつけば、最近使っていない鞄が部屋の壁沿いに鎮座しております。 なるほど、こういうことですね。 また壁との間には埃が溜りやすいので、念入りに掃除する事。 そうすると、だんだん部屋の中心の方の散らかりが気になっきて、中央に向かって掃除が進むので、”最終的に全部綺麗になる”、そう。 他にも、後回しになりがちな窓を早めにやると良いようです。 確かに、年末に間に合わず持ち越している事が多い部分。 今年はカーテンのお洗濯もセットで窓の内側から外側のお掃除をしました。 丁度日がサンサンと入ってくる窓なので、陽射しが清清しく感じます。 ベランダも意外と四隅に土や砂が溜まっていました。 台風や雨の季節は気にしていたのに、それ意外のシーズンはあまり気にしていませんでした。 普段見えないところだからこそ、忘れずにやるとすっきりします。 残り約1週間、今年の事は今年の内に終わらせて、さらにすっきりさせていきたいです。 『Bee Dance』というシリーズがあります。 これは、「蜂がダンスでコミュニケーションを取る」という事からインスピレーションを得て、作ったシリーズになります。 蜂はダンスを踊ることで、同じ巣箱の別の蜂に色々な情報を伝えます。 その時のダンスが8の字ダンス。その8の大きさをかえることで、例えば蜜の取れる花の位置などを伝えるそうなんです。 初めて知った時は、そういう意味があることに驚きました。 8の字の輪の大きさを蜂のダンスの様に変えてシルバーのワイヤーを成形してパーツを作っていきます。 横に長い情報をくるっと丸めて、情報を内包しているような形にして繋げていきます。 パーツは向きにより見え方が変わるので、同じパーツなのに別の物のような錯覚を受けます。 まるで情報を数珠繋ぎにしているようです。 パーツは細いシルバーの線材から1つ1つ作っているので、とにかく軽い着け心地です。 作るのは細かい工程が多いのですが、まるで知恵の輪を繋げているようで気が抜けません。 そして長いイヤリングもラインだけが見えるので、軽やかに動き、重たさを見た目で伝えません。 これは、「視覚で伝える情報と身に着けた時の情報の差異が出来るだけ無いよう」に、という思いがあったからです。
見た感じは軽そうなのに、実際に着けてみたら重かった。 そういう残念な思いが湧くのは、自分が当事者でもがっかりします。 なので、「長く、ボリュームがあるのに、軽く、存在感が強すぎない」というお題を中心に、特にイヤリングをお使いの方が、1日使っても負担にならない重さってどのくらいなのか考え、自分で1日着けて痛くないか、邪魔にもならないか、実験をしました。 自分評価ですが、実験をしてみて大丈夫ではないか、と確認をしたので、軽さを求めるお客様にお薦めします。 確かに、見た目の斬新さや動きの面白さを中心にしたものをあります。 それぞれのコンセプトを生かした形や重ささえも楽しんでいただければ、と思っています。 でもニーズがあれば兎に角出来るだけご意向に沿いたい、という思いもあります。 だからご相談は大歓迎なんですよね。 月曜日に終了してしまった国立新美術館で行われていた「カルティエ、時の結晶」展。 どうしても時間がとれずに滑り込みで日曜日に観て来ました。 会場内に入るまでに60分待ちでしたが、あまりに凄くて鳥肌が立ちました まず最初に、”ミステリークロック”という針が通常の動きと違う動きをする時計や、どこにオリジナルの文字盤があるのかわからない、プリズムの効果を利用した時計などから始まりました。 使っている素材の贅沢さや細かな細工の技術の高さなど、流石だと思う一方、何でこんなに面白い仕掛けを入れたんだろう、という驚きがありました。 ただの宝飾的な時計と思いきや、からくり時計のような遊び心満載でした。 他にも数々あるジュエリーは、特徴や使われている技術を追っていくと芸術作品としか言えない、と思いました。 繊細さを表現するために、新素材を使う柔軟さ、かっちりした金属の中に意外な動きを取り入れた遊び心。 色々な国の伝統技術を取り入れて、”らしさ”になるまで落とし込む応用力。 ”象徴的”と言われるくらいまで形にする大胆さと探求心。 身に着けた感想は正直どうなんだろうな、と思いますが、1つのオブジェとして神業的な高い技術を持った職人がいるから生み出されたモノ。 本当にこういう技術は守られるべきだな、と思いました。 貪欲なまでの美の追及。 展示は終了してしまっても、まだどんな内容だったか見ることのできる、素晴らしいサイトもチェックしていただきたい。 カルティエ、時の結晶ぜひ! |